【アパート 屋上防水】補助金も使える!今こそ始めたい修繕計画

目次

1. はじめに

アパート経営で長期的に避けて通れないのが「建物の修繕」です。
外壁や屋根と同様に、屋上防水も10〜15年を目安にメンテナンスが必要ですが、「費用がかかるから後回しにしよう」と考えてしまう大家さんも多いのではないでしょうか。

しかし近年は、自治体や国の制度を活用することで屋上防水工事にも補助金を使えるケースが増えています。費用面のハードルが下がる今こそ、修繕計画を立てる絶好のタイミングです。

この記事では、屋上防水の重要性、補助金活用のメリット、そして効率的な修繕計画の立て方について詳しく解説します。


2. 屋上防水の重要性

屋上防水は、アパートやマンションにとって建物を雨や紫外線から守る「最後の砦」です。普段は目に見えにくいため軽視されがちですが、実際には建物全体の寿命や経営安定に直結する極めて重要な工事です。

防水層が劣化すると、以下のような深刻なリスクが発生します。

◆ 雨漏りによる内装や構造部の損傷

防水層に生じたひび割れや剥がれから雨水が侵入すると、まず天井や壁にシミが出ます。放置すれば断熱材や下地木材が腐食し、鉄筋コンクリート造なら鉄筋が錆びてコンクリートの爆裂現象(ひび割れや剥落)を招きます。これは建物の強度低下につながり、最終的には大規模修繕や建て替えに発展しかねません。

◆ 入居者からのクレーム・退去増加

雨漏りやカビ臭は入居者の生活に直結するトラブルです。「管理が行き届いていない物件」とみなされ、退去を決意する入居者が増えます。また、不動産会社も「紹介しにくい物件」と判断し、空室リスクが一気に高まります。

◆ 修繕費が数倍に膨れ上がる

小さな劣化の段階ならトップコートや部分補修で数十万円程度で済むケースもあります。しかし放置して被害が広がると、屋上全面改修に加えて内装リフォーム費用、入居者への補償費まで必要となり、結果的に費用は3倍以上に跳ね上がることもあります。

◆ 売却査定額の下落

物件売却や融資時の担保評価において、屋上防水が劣化していると「修繕必須」と判断されます。その結果、数百万円単位で査定額が下がる事例も少なくありません。一方、定期的に防水を行っていれば「管理が行き届いている物件」として評価され、査定額アップにつながることもあります。

つまり、屋上防水は単なる出費ではなく、建物の価値と収益を守るための投資なのです。


3. 補助金を活用できるケース

「費用が心配だから…」と屋上防水を先送りにしてしまう大家さんも多いですが、実は補助金を活用することで自己負担を大幅に軽減できるケースがあります。以下に代表的な3つのパターンをご紹介します。

3-1 省エネ関連補助金

近年、国や自治体は「省エネ改修」を積極的に推進しています。遮熱性や断熱性を持つ防水材を採用することで、夏の冷房費や冬の暖房費を削減できるため、省エネ改修の一環として補助対象になることがあります。

例えば、遮熱シート防水を導入した場合、上階入居者から「夏場の室温が下がった」「エアコン代が安くなった」という声が寄せられやすく、入居促進効果と補助金活用を同時に実現できるのです。


3-2 耐震・長寿命化関連補助金

アパートやマンションの修繕において「長寿命化」や「耐震性の向上」を目的とした補助制度が設けられているケースがあります。
屋上防水も、建物の寿命を延ばす重要な工事の一つと位置づけられるため、大規模修繕の一環として補助対象となることがあります。

特に築30年以上の物件では「修繕計画を立てて長期的に維持管理すること」が重視される傾向にあり、こうした補助制度を利用することで数十万〜数百万円の補助を受けられる場合もあります。


3-3 地方自治体独自の制度

多くの市町村では「住宅リフォーム補助制度」「既存賃貸住宅ストック長寿命化事業」など、独自の補助制度を設けています。屋上防水工事が対象に含まれることも多く、活用できれば費用負担を大幅に軽減可能です。

例えば、

  • 工事費の1/5〜1/3を補助
  • 上限20万円〜100万円程度
  • 省エネ性能を満たす場合に加点あり

といった形で補助が設定されていることがあります。

ただし、補助金は年度や地域によって内容が変わるため、「今年度は対象でも来年度は終了」ということも少なくありません。工事を検討している大家さんは、早めに情報収集しておくことが重要です。です。


4. 補助金を活用した成功事例

  • 事例1:補助金で工事費を1/3軽減
    築30年のアパートを所有するEさんは、屋上防水改修に約300万円かかる見積もりを受けました。しかし自治体の補助制度を利用することで約100万円の補助を受け、自己負担を200万円に抑えることができました。結果的に空室改善と資産価値維持に大きく貢献しました。
  • 事例2:遮熱防水材で光熱費削減、入居率アップ
    Cさんは遮熱性能のある防水材を採用。省エネ補助金を受けつつ、入居者から「エアコン代が下がった」と好評を得て長期入居を実現。工事費の回収も早まりました。

5. 今こそ始めたい修繕計画のポイント

5-1 計画的な点検サイクル

屋上防水は10〜15年ごとに点検・補修を行うのが理想。定期的な診断を組み込み、早めの対応を心がけましょう。

5-2 大規模修繕とまとめて実施

外壁塗装や屋根改修と同時に行うことで、足場や仮設費用をまとめられ、トータルコストを削減できます。

5-3 補助金情報の収集

国や自治体の制度は年度ごとに変わります。工事を検討する際は、最新の補助金情報を確認してから計画に組み込むことが大切です。

5-4 専門業者に相談

補助金の申請は専門知識が必要な場合も多いため、防水工事に精通したリフォーム会社に相談するとスムーズです。


6. まとめ

屋上防水は、建物の寿命を延ばし、入居者の安心を守るために欠かせない修繕です。

  • 放置すれば雨漏りや資産価値下落につながる
  • 補助金を活用すれば自己負担を大幅に軽減できる
  • 長期修繕計画に組み込むことで効率的な経営が可能になる

今こそ「屋上防水+補助金活用」で計画的な修繕を始めるチャンスです。


お問い合わせ情報

アパートマンション大規模修繕ダイレクト 東三河店
所在地 〒442-0007 愛知県豊川市大崎町上金居場53番地
電話番号 0533-56-2552
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