【豊川市 マンション防水塗装】見積もりの落とし穴!価格差が生まれる理由

1. はじめに
同じ「防水工事」の見積もりを3社に頼んだのに、金額がバラバラ。
「どうしてこんなに差があるの?」と感じたことはありませんか?
実は、防水工事の見積もりには、**“見えない条件”や“業者の考え方”**が反映されています。
安い見積もりが必ずしもお得とは限らず、逆に高い見積もりが“長持ちする正解”であることもあります。
本記事では、豊川市でマンション防水塗装を検討中の管理組合やオーナー様に向けて、
見積書の価格差が生まれる理由と、信頼できる業者を見分けるポイントを解説します。
2. なぜこんなに金額が違う?防水工事の「価格差」の正体
2-1 工法の違いが大きな要因
防水工事には「ウレタン防水」「塩ビシート防水」「FRP防水」など複数の工法があります。
見積を比較するときに最も金額差が出やすいのがこの工法の違いです。
| 工法 | 特徴 | 耐用年数 | 費用相場(㎡) |
|---|---|---|---|
| ウレタン防水(密着工法) | 液状のウレタン樹脂を塗布。安価で柔軟性あり | 約10〜12年 | 5,000〜7,000円 |
| ウレタン防水(通気緩衝工法) | 湿気を逃がす構造。改修に最適 | 約13〜15年 | 6,000〜8,000円 |
| 塩ビシート防水 | 紫外線や熱に強く長寿命 | 約15〜20年 | 7,000〜9,000円 |
| FRP防水 | 硬く耐摩耗性に優れる。ベランダ向き | 約12〜15年 | 6,000〜9,000円 |
「とにかく安く」と言ってウレタン密着工法で施工すると、
5年後には再塗装が必要になるケースも。
逆に高耐久シート防水を選べば、初期費用は高くても20年近くメンテナンスフリーです。
短期コストではなく、「10〜20年単位の総コスト」で判断するのが鉄則です。
2-2 下地処理の範囲で仕上がりが変わる
見積書で金額が大きく違うもう一つの理由が「下地処理」の内容です。
防水塗装は、塗る前の準備(下地補修)が命。
【例:同じ屋上でも下地処理内容が違うケース】
| 内容 | 安価見積 | 標準見積 |
|---|---|---|
| クラック(ひび)補修 | ひび上から塗装のみ | エポキシ樹脂注入で充填補修 |
| 浮き・膨れ部分 | そのまま塗布 | カッター入れ+通気処理 |
| ドレン(排水口)周り | 清掃のみ | 既存撤去+改修ドレン新設 |
一見同じ「防水工事」でも、こうした工程差で仕上がりと寿命に倍以上の差が出ます。
安価見積の場合、下地処理を省くことでコストを下げていることが多いのです。
2-3 使用する塗料・材料のグレード差
同じ「ウレタン防水」でも、使う塗料の品質で大きな差があります。
安価な一般品と、高耐候・遮熱タイプでは、耐久性・防汚性がまったく異なります。
| 種類 | 特徴 | 耐用年数 | 費用差 |
|---|---|---|---|
| 一般ウレタン塗料 | 価格が安いが紫外線に弱い | 約8〜10年 | 参考基準 |
| 高耐候ウレタン塗料 | 紫外線・汚れに強く長寿命 | 約13〜15年 | +10〜20% |
| 遮熱ウレタン塗料 | 夏の熱を反射し劣化を軽減 | 約15〜18年 | +20〜30% |
豊川市のように日差しが強く夏場が長い地域では、
遮熱タイプを選ぶことで、屋上温度を最大6℃低下させ、防水層の劣化を防げます。
2-4 保証内容・点検体制の違い
見積書には必ず「保証期間」が明記されていますが、
これも価格差に直結する要素です。
安価な工事では「1〜3年保証」が多いのに対し、
信頼できる専門業者は「10年保証+定期点検」をセットにしている場合があります。
保証が長い業者は、自社施工・材料メーカーとの連携を行っているため、
品質への自信が保証年数に表れているといえます。
3. “安すぎる見積もり”に潜む3つのリスク
3-1 材料の塗布量不足
仕様書に記載されている「塗布量(厚み)」を守らないと、防水性能が著しく低下します。
塗料を節約して薄く塗ることで短期的にコストを下げているケースは要注意です。
表面はきれいでも、実際には膜厚が足りず、3〜5年でひび割れが再発することも。
3-2 経験不足の下請け業者による施工
極端に安い見積もりでは、元請けが価格を抑えるために下請けへ丸投げしているケースもあります。
その場合、経験が浅く施工管理が不十分な現場が多く、
仕上がりや防水効果にムラが出やすくなります。
3-3 アフターサービスなし
工事後の定期点検が含まれていない業者も存在します。
施工直後は問題なくても、1年後に不具合が起きた際に無償対応が受けられないことも。
防水工事は「施工したら終わり」ではなく、「点検して維持する」までがセットです。
4. 豊川市で信頼できる見積もりを見分けるコツ
4-1 現地調査の時間と内容を見る
信頼できる業者は、屋上やベランダを細かく確認し、
写真撮影・打診調査・排水確認などを丁寧に行います。
10〜15分で見積を出す業者は、実際の劣化状況を把握していない可能性があります。
4-2 “安く見せる”だけの見積を疑う
「一式いくら」としか書かれていない見積は注意が必要です。
優良業者は以下のように明細を細かく記載します。
- 下地補修費・防水層施工費・トップコート費を分離
- 材料メーカー名・塗料品番の記載
- 保証年数・点検スケジュールの明示
見積書の透明性は、その業者の誠実さの証です。
4-3 地元実績と口コミをチェック
豊川市・東三河エリアでの施工実績や口コミも、業者選びの重要な判断材料です。
地元密着型の業者はアフター対応も早く、
“工事後の安心感”まで含めて見積金額に反映されています。
5. 豊川市での実際の事例紹介
事例1:築30年マンション屋上防水改修
3社見積で最安は120万円、最高は180万円。
内容を比較すると、安価業者は下地処理なし・保証3年のみ。
最終的に中間価格の専門業者を採用し、10年保証+遮熱仕様で再発ゼロを継続中。
事例2:ベランダ防水の部分改修
見積時に排水ドレン交換が含まれていなかったため、
施工後1年で再び漏水。
その後、適切な改修を行い再発防止。
「安さ重視」の代償として二重コストになった典型例です。
6. まとめ
防水塗装の見積もり価格差には、必ず理由があります。
- 工法・材料・下地処理・保証内容の違い
- “安さ”の裏にある短命施工や品質省略
- 長期的に見れば、信頼できる業者の見積のほうが結果的に安い
見積書は“価格表”ではなく、“信頼の設計図”。
数字だけで判断せず、内容と品質を見極めることが、
マンションの寿命と資産価値を守る第一歩です。
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