【豊川市 マンション防水塗装】台風・豪雨前に必読!防水チェックリスト

1. はじめに

近年、台風や線状降水帯による集中豪雨が全国各地で頻発しています。
豊川市でも「ゲリラ豪雨で屋上からの雨漏りが起きた」「ベランダの排水が追いつかず浸水した」という声が増えています。

こうしたトラブルの多くは、防水層の劣化や排水詰まりなど、事前の点検で防げるものです。
本記事では、マンションの管理組合やオーナーが台風・豪雨前に確認しておくべき
防水チェックリストを、専門業者の視点でわかりやすく紹介します。


2. 豊川市の気候と防水劣化の関係

2-1 高温多湿・強風・台風…防水に厳しい気候条件

豊川市は夏の気温が高く、湿度も高い地域。
加えて台風シーズン(7〜10月)には、南からの強風・豪雨が建物を直撃します。
この環境では、屋上や外壁、ベランダの防水層への負担が非常に大きいのが特徴です。

2-2 防水層の寿命と台風被害の関係

一般的な防水層の耐用年数は10〜15年。
経年劣化によりひび割れや剥離が進んでいる状態で台風を迎えると、
一気に浸水被害が広がるリスクがあります。

豊川市では築25年以上のマンションのうち、
屋上防水が15年以上未改修の建物が約半数以上(※地域調査より)。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と油断せず、
年1回の点検を習慣にすることが重要です。


3. 台風・豪雨前の防水チェックリスト(屋上・ベランダ編)

3-1 屋上・ベランダの排水まわり

チェック項目確認ポイント
排水口(ドレン)ゴミ・砂・落ち葉が詰まっていないか。水がスムーズに流れるか。
集水桝・縦樋排水テストを行い、詰まりや漏れがないか確認。
防水層周囲ドレン周辺の防水層がひび割れていないか。浮きがないか。

1㎝のゴミ詰まりでも、1時間の豪雨で100ℓ以上の雨水滞留が発生します。
屋上排水は最もトラブルが多い箇所です。


3-2 防水層(屋上・床面)

チェック項目確認ポイント
表面のひび割れ小さなクラックでも放置すると雨水が浸透。
膨れ・剥がれ膨らみや浮きがあると内部に湿気が溜まっているサイン。
塗膜の退色・粉吹き防水層のトップコート劣化。紫外線ダメージで防水性が低下。

晴天時に歩いてみて「ブカブカする」「柔らかい」と感じたら要注意。
内部の防水層がすでに剥離している可能性があります。


3-3 立ち上がり・笠木・手すりまわり

チェック項目確認ポイント
壁との境目コーキングの割れ・剥がれがないか。
笠木(手すり下)サビ・シミ・錆汁が出ていないか。
隅角部雨水が溜まっていないか、汚れがこびりついていないか。

防水トラブルの約4割は立ち上がり部からの浸水が原因。
高所や見えにくい箇所こそ、重点的にチェックしましょう。


3-4 ベランダ・共用廊下

  • ベランダの排水口にプランターやゴミ袋を置いていないか
  • 床面にひび・めくれ・水溜まり跡がないか
  • 壁との隙間に黒ずみ(カビ)や白華が出ていないか

入居者が物を置いて詰まりを起こすケースが非常に多く、
管理組合として「事前の清掃依頼通知」を出すことも有効です。


4. 台風通過後のチェックポイント

4-1 翌日〜数日後に確認すべきこと

  • 屋上・ベランダに新たな水たまりや染み跡がないか
  • 天井や壁紙にシミ・カビ・変色が出ていないか
  • 外壁の目地シーリングにひび割れや剥離が生じていないか
  • 雨樋や排水管から水漏れ音・滞留音がしないか

台風直後は乾いてから2〜3日後に再確認を。
一時的な水たまりが乾かず残る場合、防水層の傾斜不良の可能性があります。


4-2 見逃しやすい「室内側のサイン」

  • エレベーターホール天井に輪ジミが出た
  • 壁紙が波打っている
  • 廊下の床に湿気や黒ずみ

これらはすでに内部に水が浸入しているサイン。
早めに赤外線調査など専門点検を依頼することで、被害を最小限に抑えられます。


5. 防水チェックを怠ると起きる3つのトラブル

5-1 雨漏りからの構造劣化

コンクリート内部に水が入ると、鉄筋が錆びて膨張し、
やがて表面のコンクリートを押し出す「爆裂現象」を引き起こします。
放置すれば修繕費が数十倍になることもあります。


5-2 共用部漏水による入居者トラブル

共用廊下や階段に雨漏りが発生すると、滑倒や通行障害など安全面のリスクに。
さらに、入居者からの苦情や退去にもつながります。
「管理が行き届いていない」との印象を与える前に対策が必要です。


5-3 保険・補償が適用されないケースも

自然災害補償や火災保険の対象になるのは「突発的事故」のみ。
劣化が原因の浸水は補償対象外となる場合があります。
定期点検と記録を残しておくことが、将来的なトラブル回避につながります。


6. プロによる「防水点検・改修」のすすめ

6-1 年1回の専門点検でリスクを軽減

豊川市のような多雨地域では、最低でも年1回の防水点検が理想です。
専門業者による調査では、以下のような内容が行われます。

  • 赤外線カメラでの漏水箇所特定
  • 下地の浮き・膨れチェック
  • シーリング劣化診断
  • 防水層の厚み測定

点検後に「写真付き報告書」があれば、
管理組合の理事会・総会での修繕計画資料にも活用できます。


6-2 早めの補修でコストを抑える

  • ひび補修+トップコート再塗布(10〜30万円)
  • 部分防水補修(50〜100万円)
  • 全面防水改修(200万円〜)

初期補修で済むうちに対処すれば、数十万円単位の節約が可能。
放置して大規模改修になれば、補助金を活用しても負担が増えます。


6-3 外壁塗装との同時施工が効率的

屋上防水と外壁塗装を同時に行えば、
足場や仮設費用を1回で共有でき、トータルコストを20〜30%削減できます。
台風前に改修を終えておけば、豪雨時の安心感も違います。


7. まとめ

台風や豪雨による被害を防ぐには、**「事前点検」と「記録」**が最も有効です。

  • 屋上・ベランダの排水口、ひび割れ、立ち上がりをチェック
  • 台風後は2〜3日後の再確認も忘れずに
  • 定期点検と記録を残すことで補償・修繕にも備えられる
  • 外壁塗装・防水工事は同時施工で効率UP

備えあれば憂いなし。
台風シーズン前の1時間の点検が、数百万円の修繕費を防ぐ最良の保険になります。
ぜひこの記事を参考に、あなたのマンションも事前チェックを始めてみてください。


お問い合わせ情報

マンションアパート大規模修繕ダイレクト 東三河店
所在地 〒442-0007 愛知県豊川市大崎町上金居場53番地
電話番号 0533-56-2552
問い合わせ先 info@sanyu-tosou.com
会社ホームページ https://sanyu-tosou.com/
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@team-sanyu

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