【豊川市 マンション防水塗装】雨漏りを防ぐ!屋上・ベランダの総合防水ガイド

1. はじめに

マンションにおける「雨漏り」は、発見が遅れると入居者トラブル・修繕費の増大・資産価値の低下といった深刻な問題に発展します。
特に築20年以上の建物では、防水層の劣化が原因となる雨漏りが急増しています。

豊川市でも近年、季節を問わず局地的な豪雨が増え、屋上やベランダからの浸水被害が相談されるケースが増加中です。

この記事では、マンションオーナー・管理組合の方に向けて、
**「雨漏りを防ぐための防水塗装の基本」**を、屋上・ベランダ別にわかりやすく解説します。

「まだ雨漏りしていないから大丈夫」ではなく、
**“予防保全の防水計画”**を立てることが、長期的に見て最もコストを抑えるポイントです。


2. 豊川市で増えている雨漏りの原因とは?

2-1 気候変化による防水層の劣化

豊川市は夏場の高温多湿と冬場の寒暖差が大きく、
防水層(ウレタン・シートなど)の膨張収縮が繰り返されるため、
10〜15年でひび割れや浮きが発生しやすい地域特性があります。

また、台風シーズンの豪雨・強風により、排水口から逆流したり、
ベランダ防水層の端部から雨水が侵入するケースも増えています。

2-2 屋上・ベランダの点検不足

防水層の寿命を超えても放置されるケースが多く、
気づかないうちに下層のコンクリートへ水が浸透していることも。
最初は「天井のシミ」や「カビ臭」程度でも、放置すると鉄筋腐食やコンクリート爆裂につながります。

2-3 過去の修繕の施工不良

部分的な補修だけで済ませた場合、古い防水層と新しい塗膜の密着が弱く、
そこから再び水が入り込むことがあります。
「前回直したのにまた漏れた…」という場合は、根本的な再施工が必要です。


3. 防水塗装の基本構造と役割

防水塗装の目的は、**“雨水を遮断して建物内部への浸入を防ぐ”**こと。
塗料というより、建物を覆う“防水膜”を形成する仕組みです。

一般的な構造は以下の通りです。

(上層)トップコート …紫外線から防水層を守る  
(中層)防水層    …雨水を完全に遮断  
(下層)下地層    …密着性を高め、下地のひび割れを補修

この3層がしっかり機能していれば、雨漏りの心配はほとんどありません。
しかし、トップコートが剥がれたり、防水層が硬化・ひび割れすると、
そこから劣化が進み、雨漏りの入口が生まれてしまいます。


4. 屋上防水の主な種類と特徴

4-1 ウレタン防水(最も一般的)

液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水膜を作る方法。
複雑な形状の屋上にも対応可能で、改修工事に最も多く採用されています。

  • メリット:継ぎ目がなく防水性が高い/コストバランスが良い
  • デメリット:施工環境(天候・湿度)に左右されやすい
  • 耐用年数:10〜13年
  • 参考費用:5,000〜7,500円/㎡

定期的にトップコートを5年ごとに再塗布すれば、20年以上の長期維持も可能です。


4-2 塩ビシート防水(耐久・メンテ性重視)

塩化ビニル製の防水シートを貼り付ける工法。
工場などの大面積屋上にも適しています。

  • メリット:耐久性が高くメンテナンスが容易/施工後すぐ歩行可能
  • デメリット:複雑な形状には不向き
  • 耐用年数:15〜20年
  • 参考費用:6,000〜9,000円/㎡

4-3 アスファルト防水(重量・耐久性抜群)

高層マンションなどで採用される伝統工法。
熱でアスファルトを溶かして重ねるため、非常に強靭な防水層を形成します。

  • メリット:耐水性・耐久性ともに最強クラス
  • デメリット:重量があり、改修にはコストが高い
  • 耐用年数:20〜25年
  • 参考費用:8,000〜12,000円/㎡

5. ベランダ・バルコニー防水のポイント

マンションのベランダは、屋上と同様に防水層が存在します。
しかし、居住者が日常的に出入りする部分で劣化が早いのが特徴です。

5-1 こんな症状が出たら要注意!

  • 床面に細かいひびがある
  • 表面が白く粉を吹いている(チョーキング)
  • 雨のあとに水が溜まってなかなか乾かない
  • 階下の天井にシミができている

これらのサインは、防水層が限界に近い証拠。
早めの再塗装・防水工事で内部浸水を防ぐことが重要です。

5-2 ベランダ防水の施工例

  • ウレタン防水:5,000〜7,000円/㎡(10年前後耐用)
  • FRP防水(ガラス繊維強化プラスチック):6,000〜9,000円/㎡(耐用12〜15年)

FRP防水はベランダで特に人気。硬く強度が高く、歩行や物干しでも傷みにくいのが特徴です。


6. 防水工事の費用相場(マンション屋上・ベランダ)

部位工法耐用年数費用目安(㎡)
屋上ウレタン防水約10〜13年5,000〜7,500円
屋上塩ビシート防水約15〜20年6,000〜9,000円
ベランダFRP防水約12〜15年6,000〜9,000円
ベランダウレタン防水約10年5,000〜7,000円

※現場の状態(下地・勾配・面積)によって変動します。
また、定期的にトップコートを再塗布することで、防水性能を維持できます。


7. 防水塗装を長持ちさせるためのメンテナンス計画

7-1 5年ごとの点検がベスト

防水層自体は10年以上持ちますが、紫外線にさらされるトップコートは劣化が早いです。
5年ごとに点検+トップコート再塗布を行えば、防水寿命を大幅に延ばせます。

7-2 排水口・ドレンの清掃を定期的に

雨漏りの発生源で最も多いのが、排水口の詰まりです。
落ち葉や砂埃を放置すると、水が溜まりやすくなり、防水層の劣化を早めます。
定期的に掃除・確認を行うだけで、トラブルを防げます。

7-3 定期点検記録を残しておく

点検・補修記録を残しておくことで、次回修繕時の判断がスムーズになります。
管理組合で共有することで、長期修繕計画の資料にも活用できます。


8. 防水塗装の実例(豊川市内マンション)

事例1:築25年マンション屋上ウレタン防水改修

既存防水層のひび割れと膨れを撤去し、ウレタン防水を2層塗布。
表面は遮熱トップコート仕上げ。
施工後、室温が約3℃低下し、省エネ効果も実感。

事例2:ベランダ防水+外壁塗装の同時施工

屋上防水と同時にベランダも補修。
足場を共用することで、工事費を約25%削減。
外観が明るくなり、管理会社からの評価も向上しました。


9. まとめ

防水工事は「雨漏りしてから」では遅く、
**“雨漏りを起こさないための予防施工”**が何より重要です。

  • 防水層の寿命は約10〜15年
  • トップコートの再塗布は5年ごとが理想
  • 屋上・ベランダをまとめて施工するとコストダウン
  • 定期点検と記録で資産価値を長期維持

豊川市の気候条件に合った防水塗装を選ぶことで、
長く快適に使える建物へと生まれ変わります。

マンションの“防水計画”は、建物を守る保険のような投資
今のうちに点検・メンテナンスを行い、安心して住み続けられる環境を整えましょう。


お問い合わせ情報

マンションアパート大規模修繕ダイレクト 東三河店
所在地 〒442-0007 愛知県豊川市大崎町上金居場53番地
電話番号 0533-56-2552
問い合わせ先 info@sanyu-tosou.com
会社ホームページ https://sanyu-tosou.com/
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@team-sanyu

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