【アパート 防水塗装】入居率アップにつながるリフォーム術

1. はじめに
アパート経営で常に頭を悩ませるのが「空室率の上昇」です。
築年数が20年、30年と経過していくと、外観や内装の老朽化だけでなく、防水性能の低下が大きな問題になります。
「雨漏り=住みにくい物件」というイメージは強烈で、入居希望者が敬遠する要因になります。
逆に、防水塗装を適切に行うことで物件全体の印象が一新され、入居率アップ・家賃維持・資産価値向上といったメリットを手にすることが可能です。
本記事では、防水劣化がなぜ入居率を下げるのか、防水塗装が入居率アップにつながる理由、そして実際にリフォーム術として活用するためのポイントを具体的に解説します。
2. 雨漏りが入居率を下げる理由
2-1 入居者の安心感を損なう
雨漏りや床の膨れは、入居者にとって日常生活を脅かす大きな不安要素です。
「この物件は古いのではないか」「オーナーがメンテナンスにお金をかけていないのでは」との印象を与え、安心して暮らせないと判断されてしまいます。
一度不信感を持たれると、退去理由になったり、口コミで悪評が広がったりすることも。
特に近年は口コミサイトやSNSの情報が入居検討者に大きな影響を与えるため、防水不良=入居希望者減少につながるのは避けられません。
2-2 共用部の印象悪化
物件を内見した際、入居希望者がまず目にするのはエントランスや廊下、ベランダなどの共用部です。
そこにひび割れや水たまり、床の浮きがあれば「この物件は管理が行き届いていない」と思われてしまいます。
築年数が古くても、共用部が清潔で安心感のある状態なら「手入れがされている物件」と評価されます。逆に防水劣化を放置すれば「危険・不快」と受け止められ、空室がなかなか埋まらない原因になります。
さらに、不動産会社の担当者も「案内しやすい物件」を優先します。見た目や安全性に不安がある物件は紹介されにくく、入居者獲得の機会を逃すことにもつながります。
2-3 長期的な家賃下落
防水不良は、家賃水準の低下にも直結します。
入居者が集まりにくい物件は、募集条件を下げざるを得ません。
例えば、本来5万円で貸せる部屋も「雨漏りリスクあり」となれば4万5,000円に値下げして募集することに。
1室で年間6万円、10室あれば年間60万円、10年で600万円の減収です。
また「安くても仕方なく住む物件」というイメージが定着すると、将来的な売却査定額や金融機関の融資評価にも悪影響を及ぼします。防水劣化は資産価値を長期的に下げる要因となるのです。
3. 防水塗装が入居率アップにつながる理由
3-1 見た目の美観が改善される
防水塗装を行うことで、屋上やベランダの表面がきれいになり、共用部全体の印象が刷新されます。
入居者や内見者は「築年数は古いけれど、しっかり管理されている物件」と安心して評価するようになります。
第一印象は数秒で決まります。防水工事を行ったかどうかは、その数秒の印象差を大きく左右するポイントです。
3-2 入居者に安心を与える
「雨漏りの心配がない」「共用部が清潔で快適」という環境は、入居者にとって住み続けたい理由になります。
特にファミリー層や女性入居者にとって、安全で快適な住環境は物件選びの大前提。
防水塗装によって「大切に管理されている物件」という安心感を伝えることで、退去率の低下にも直結します。
3-3 長期的に家賃を維持できる
防水塗装で外観と機能を維持できれば、築年数が経っても家賃を下げずに募集可能です。
さらに「防水リフォーム済み」とアピールできれば、競合物件との差別化につながり、場合によっては相場以上の家賃設定も可能となります。
結果として、長期的に安定した収益を確保できるようになります。
4. 防水塗装を「リフォーム術」に変えるポイント
4-1 外壁・屋根との同時施工で印象アップ
防水工事を外壁塗装や屋根補修と同時に行えば、足場費用を一度で済ませられるため、数十万円規模のコスト削減が可能です。
さらに物件全体が一新されることで、入居者や内見者に「リフォーム済み物件」として強くアピールできます。
4-2 補助金や保険を活用する
防水工事には多額の費用がかかりますが、補助金や保険を活用すれば負担を大幅に軽減できます。
- 自治体の省エネリフォーム補助金
- 台風や豪雨など災害起因の雨漏りに対する火災保険
- 長寿命化リフォームの助成金
これらを組み合わせれば、「費用が理由でできない」という問題を解決できます。
4-3 内見対策としてアピール
募集広告に「防水工事済み」「雨漏り保証あり」と記載するだけで、入居希望者に大きな安心感を与えられます。
さらに不動産会社の担当者にとっても「紹介しやすい物件」になり、案内の優先度が上がります。
結果として、内見数の増加 → 入居率アップという流れを作ることができます。
5. 防水塗装リフォームで得られる具体的メリット
5-1 空室率の低下
共用部が清潔で安心できる状態になることで、内見者の印象が向上し、入居につながりやすくなります。
同時に既存入居者の退去理由も減り、空室率が大幅に下がります。
5-2 資産価値の維持・向上
防水工事を定期的に行っている物件は「管理が行き届いている物件」と評価されます。
売却時の査定額や金融機関の評価も向上し、長期的な資産価値を維持できます。
5-3 修繕コストの削減
防水工事を計画的に行うことで、大規模修繕や建て替えといった高額な出費を避けられます。
結果として、長期的な視点で見ればコストを大幅に削減できます。
5-4 家賃収益の安定化
防水リフォームを行った物件は「雨漏りの心配がない物件」として安心感を提供できるため、家賃を下げずに募集できます。
安定した収益が得られるだけでなく、入居者の質も安定し、経営全体が安定していきます。
6. まとめ
防水塗装は単なる「雨漏り対策」ではなく、入居率アップに直結するリフォーム術です。
- 雨漏りは入居者の安心感を損ない、空室や家賃下落を招く
- 防水塗装を行えば、美観と安心感を高め、入居希望者が増加する
- 外壁・屋根との同時施工や補助金活用でコストを抑えつつ、リフォーム効果を最大化できる
- 結果として、空室率低下・家賃維持・資産価値向上を実現できる
築20年以上経過した物件でも、防水リフォームによって「まだまだ住みたい」と思える物件に生まれ変わります。
入居率改善と安定経営を目指すオーナーにこそ、防水塗装は最も有効なリフォーム術です。
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アパートマンション大規模修繕ダイレクト 東三河店
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