【豊川市 マンション耐震工事】耐震+断熱のダブル改修で価値を高める方法

1. はじめに
「地震に強くしたいけど、ついでに快適さも上げたい」
「せっかく改修するなら、見た目も性能も良くしたい」
そんな声に応えるのが、いま注目されている 「耐震+断熱のダブル改修」 です。
かつて耐震工事といえば、地震対策だけを目的とした補強が中心でした。
しかし近年は、省エネ・快適性・資産価値の向上までを視野に入れ、
断熱改修と同時に行うケースが増えています。
この記事では、豊川市の築古マンションで実際に増えている
“耐震+断熱”を同時に行う改修のポイントと、費用対効果を最大化する方法を詳しく解説します。
2. 豊川市でダブル改修が注目される理由
2-1 築古マンションの「二重の課題」
豊川市には1980〜1990年代に建てられたマンションが多く、
その多くが 旧耐震基準+無断熱構造 という二重の弱点を抱えています。
- 耐震:震度6以上で倒壊・損傷の恐れ
- 断熱:外壁や屋上から熱が逃げやすく、結露・冷暖房効率が悪い
「安全性」も「快適性」も不足しているため、
入居希望者から“古い印象”を持たれやすいのが現状です。
2-2 エネルギーコスト高騰と入居者ニーズの変化
2024年以降、電気代・ガス代の高騰が続き、
入居者は“光熱費の安い部屋”を重視する傾向が強まっています。
耐震+断熱改修を行えば、
安全性を高めつつ 年間の光熱費を15〜25%削減 できるケースもあります。
また、豊川市のような夏暑く冬冷える地域では、
断熱改修の快適効果が特に高く、
「古いけど住みやすい」と評価されるマンションが増えています。
3. ダブル改修の基本構成
3-1 耐震改修の主な内容
- 炭素繊維シートによる柱・梁補強
- 鉄骨ブレース(筋交い)追加
- 柱脚アンカー補強
- 耐震壁新設
これらにより、構造的な耐力を強化し、
震度6〜7クラスの地震にも倒壊しないレベルまで性能を引き上げます。
3-2 断熱改修の主な内容
- 外壁断熱(外断熱・内断熱)
- 屋上断熱防水(遮熱トップコート仕上げ)
- サッシ交換(Low-E複層ガラス)
- 玄関ドアの断熱タイプ交換
これらを組み合わせることで、
室内の温度差を平均3〜5℃低減でき、結露やカビの発生も抑えられます。
4. ダブル改修を同時に行うメリット
4-1 コストを30〜40%削減できる
耐震と断熱を別々に行えば、それぞれに足場・仮設・管理費が発生します。
しかし同時施工にすれば、足場を1回で済ませられ、
全体コストを30〜40%抑えられるケースがあります。
たとえば中規模マンション(5階建て・20戸規模)で、
耐震+断熱改修を別々に行うと約2,000万円前後。
同時に行えば1,300〜1,500万円程度で完結できます。
4-2 外観・性能を一体的に再生できる
耐震補強で追加した梁や壁を断熱材・塗装で包み込むことで、
デザイン的にも統一感のある仕上がりにできます。
外観が新築同様に生まれ変わり、
入居者や購入検討者にとって「築古感のない建物」になります。
4-3 長期修繕計画を20年スパンで最適化
耐震+断熱を同時に行うことで、
建物の寿命そのものが大幅に延びます。
外壁・屋上・窓など主要部位のメンテナンス周期が一致し、
20年先まで修繕コストを計画的に管理できるようになります。
5. 豊川市の施工事例紹介
事例①:築36年RC造マンション(諏訪地区)
- 課題:旧耐震・無断熱・外壁クラック多数
- 工事内容:炭素繊維補強+外断熱仕上げ+屋上断熱防水
- 費用:1,800万円 → 補助金併用で実質1,100万円
- 結果:耐震性能1.5倍、夏場室温-3.5℃。入居率100%を維持。
「古いけど涼しくて静かになった」と入居者の満足度も向上。
事例②:築33年S造マンション(豊川市八幡)
- 課題:鉄骨腐食・外壁塗膜劣化・断熱不良
- 工事内容:鉄骨ブレース補強+外壁遮熱塗装+サッシ交換
- 費用:総額1,200万円 → 補助金で実質780万円
- 結果:耐震性能1.3倍、光熱費20%削減、退去率が半減。
デザイン性の高い外壁色を採用し、築年数を感じさせない仕上がりに。
事例③:築30年分譲マンション(御津町)
- 課題:外壁中性化・屋上漏水・断熱不足
- 工事内容:耐震壁増設+屋上断熱防水+窓断熱リフォーム
- 費用:総額1,600万円 → 実質1,000万円
- 結果:耐震性能+快適性アップで売却査定+250万円。
改修後に「耐震改修済・断熱リフォーム済」として広告できるようになり、
売却スピードが約2倍に。
6. ダブル改修に使える補助金制度(2025年度版)
豊川市では「建築物耐震改修促進事業」により、
耐震診断・設計・改修の3段階で補助金を活用できます。
| 区分 | 内容 | 上限額 |
|---|---|---|
| 耐震診断 | 技術者による現地調査・Is値算定 | 最大10万円 |
| 耐震設計 | 補強計画・構造設計 | 最大15万円 |
| 耐震改修工事 | 補強・改修の施工費用 | 最大100万円 |
さらに、断熱改修については
「子育てグリーン住宅支援事業(既存住宅)」や
「省エネリフォーム補助金2025」を併用できる場合もあります。
2つの補助制度を組み合わせれば、
実質負担を総工事費の40〜50%削減に抑えられる可能性があります。
7. ダブル改修の進め方ステップ
ステップ①:現地調査・耐震診断
まずは建物の構造強度・断熱性能を調査します。
コンクリート強度・鉄筋腐食・赤外線診断・温度分布測定などを行い、
現状の「耐震力」「熱損失」を数値で把握します。
ステップ②:最適工法の選定
調査結果をもとに、
・耐震は炭素繊維補強 or 鉄骨ブレース
・断熱は外断熱 or 内断熱 or 塗膜遮熱
などを比較検討。
豊川市の気候では、屋上防水+遮熱塗料の組み合わせが特に人気です。
ステップ③:設計・補助金申請・施工
補助金は申請前に工事を始めると対象外となるため、
必ず設計・見積り段階で手続きを行う必要があります。
施工は入居者が住んだままでも対応可能。
足場を設け、段階的に外壁→屋上→窓まわりへと進めます。
8. ダブル改修がもたらす資産価値アップ
- 安全性向上:耐震性能が可視化され、融資・査定で有利
- 省エネ性向上:入居者の光熱費削減=長期入居に直結
- 外観リニューアル:見た目の若返りで募集力アップ
- 資産価値向上:売却査定+200〜400万円の上昇も
「安全×快適」の両立が、これからのマンション再生の基準です。
9. まとめ
築古マンションの価値を最大限に引き上げるには、
「地震に強い+快適に住める」 という両面の性能向上が欠かせません。
- 耐震改修だけでは入居者満足が上がらない
- 断熱リフォームだけでは資産価値が守れない
- だからこそ、2つを同時に行う“ダブル改修”が最も効果的
豊川市での成功例が増えている今こそ、
次の20年を見据えた“価値ある再生工事”を始める絶好のタイミングです。
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